どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

ICU

去年の今日、朝8時、ヒデちゃんに逢いに行ってたなぁ〜。


ICUの面会は、朝8時、午後3時、夜7時 の1日3回。

3時はヒデちゃんの友達や関係者が来ると思って、私は朝8時と夜7時の面会に。

案の定、朝の面会は、私だけ。

約3週間のICU期間は、誰とも会うことはなかったよ。


ICU2日目?3日目? 夜7時の面会の時、

相変わらず、腫れ上がった頭に、腫れ上がった顔に、目は出てる状態。

髪の毛も、半分剃り落とされて、縫い目がはっきり見える。

足を右に左にと、パタパタと動かしていた。

ヒデちゃん、「ムズムズ症候群」だから、血流が悪いと足が怠くなる。

ヒデちゃんの足や体をさすりながら、マッサージしながら、

「早く起きて!起きてよー!帰ろうよ!」と心の中で訴えてた。


そんな時、見知らぬ男性が1人で入ってきた。

会社関係?前の会社の人?親戚?誰だろう…???

ベッドで寝てるヒデちゃん挟んで、看護師さんから聞いた病状をボソボソ話した。

私は、話が途切れたので、「じゃ〜そろそろ帰ります。お大事に。」って出てきた。

すると、彼も出てきて、「彼女さんですよね?」って。。

そこで初めて、彼が、ヒデちゃんの親友君だと知った。


親友君は、事故の報せを聞いて、富良野から飛んで来たらしい。

面会に間に合って良かったと。

ヒデちゃんの事故を聞いて驚いたって…

でも、今のヒデちゃん見て、もっと驚いたって…

私だって、驚いたし、この状況で、看護師さんに「命は助かりました」って言われても、

目が開かない状況で、この頭で、どう信じていいのかわからなかった。


親友君と、ヒデちゃんの近況病状を、お互いに知らせましょう。って電話番号の交換をした。


ヒデちゃんの病状や治療計画や今後の対応についても、

家族ではない私には、病院側も説明してくれない。

あの社長が、全て聞いてるらしい。。。


この時はまだ、あの社長がヒデちゃんを苦しめるとは思ってなかった。


ヒデちゃんが消える引き金を弾くとは、思ってもみなかった。

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