欲張りな私。。。
去年の12月の中旬、ICUからお引越し。
病院の「高次機能障害棟」に移った時、
看護師さんが、部屋まで案内してくれて、ヒデちゃんに確認してたね。
「キンちゃんって人来てますよ〜解りますか?会いますか?」って。
「うん…はい…」みたいな返事してたね。
私のこと、本当に解ってたのかな?
この時、「頭痛いの?」って聞くと、「痛い、痛い」って、、、
会話になったこと、声が出せたこと、声が聞けたことがすごく嬉しかったんだ。
それまでは、いつも寝てる?薬で寝かされてる状態だったし、声を聞くこともなかったしね。
事故当初は、「命があっただけでも良かった」って思ってたけど、
体の障害は?
脳の障害は?
日常生活送れるの?
って、、、だんだん欲張りになってた私がいた。
いろんなこと考えて、調べて、私に出来ることは何?っていっぱい考えたよ。
話しかけることが大切。
だから、声が聞けただけで、1つクリア。
質問に答えてくれただけで、2つクリア。
毎日、ささやかでも発見?確認作業をしてた気がする。
名前、住所、親の名前、兄弟、仕事、友達、、、
いろんな質問をして、答えてもらっての繰り返し。
毎日、すごく快復してるのが解った。
元のヒデちゃんに戻ってほしくて…
「キンちゃんのこと大好きなんだってー!」
「大好きだから一緒にいたいんだってー!」
またヒデちゃんに言って欲しかったんだよ。
(退院決まった頃には、ヒデちゃん言ってくれたよね〜嬉しかったんだぁ〜天にも昇る心地!)
今思えば、ヒデちゃんの入院生活中、私がいっぱい幸せもらってたんだ。
ヒデちゃんの快復を見てるだけで、私は幸せになれた!
んー、やっぱり、ヒデちゃんってすごいね!
患者さんなのに、私を幸せにしてくれたもんね。
治るって思ってたのに…