どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

サンタさんなんていない!

今日は、世間で言う、「仕事納め」


私には関係ないけどね。。

何もトラブルがなく、大雪も降らなきゃ、三ヶ日は休むよ。

雪降ったら、出動だけどね。。。


休んだとこで、実家に行って、母のとこに行って、終わり。

他の休みがあったら、事務処理や決算、確定申告の準備しなきゃね。


空を見ながら、雪雲と相談しながらだね。


でもね、丸1日休みがあるなら、ヒデちゃんのこと、ゆっくり整理したいんだ。

頭も心も、いろいろ蓋したり、鍵かけたり、思い出さないようにしてきたこともあるから、

1度、全部解放して、整理したいんだ。

もう、溢れまくって大変だよ!



去年の今頃は、毎日、ヒデちゃんの洗濯物持って4時頃に病院行ってさ、

ヒデちゃんの記憶の呼び起こししながら、記憶の確認してたね。

晩御飯の介助に片付け、歯磨き、寝る準備。

日課だったね。


高次機能障害棟は、個室で、モニター管理されててさ、初めて行った時は、すごく怖かったんだ。

ヒデちゃんの手には、グローブのような手袋はめてて、ベッドに繋がれてたよね。

ヒデちゃん覚えてないだろうけど、点滴の針抜いたり、気管チューブ取ったり、センサー外したりと、

いろいろ悪さしちゃってさ。

「命の線だから外しちゃダメよ」って看護師さんに注意されて、結局、繋がれたんだよ。

でもさ、頭は痛いし、自由は奪われるし、体中痒いし、見てて可哀想だったんだ。


ヒデちゃんの名前、生年月日、年齢、出身地、現住所、現職場、親の名前、兄弟の名前、

最終学歴、友人の名前、親友君の名前、ここはどこ?

毎日、同じ事の繰り返しを聞いてたけど、ここはどこ?って聞くと、地元だったり、札幌の違う場所だったり、

答えがバラバラ…多分、毎日、違う引き出しが開くんだろうね。

年齢なんて、14歳って言う時もあったんだよ。

でも、「私は誰?」って聞くと、「キンちゃん!」って言うんだよね。

ヒデちゃん14歳の時に出逢ってないちゅうの!


ヒデちゃんの頭の中は、一時、記憶のサーバーがダウンしたせいで、整理が必要だったんだよね。

いっぱい質問すると、頭の中がオーバーヒートしちゃって、「頭が痛い」って中断。


でもさ、気長に気長に…きっと、大丈夫!

って、思って続けてたんだよ。

この時、ヒデちゃんには迷惑だったんだろうけど、、、

怒ってるかな?


私に出来る事は、何でもしたかったんだけど、ヒデちゃんの本心はどうだったのかな?

今度逢ったら聞かせてよ!



サンタさんに、「ヒデちゃんに逢わせて!」ってお願いしておいたけど、

叶わなかったよ。。。

そりゃそうだよね〜サンタさんなんていないんだから!


ヒデちゃんが断ったの???



何をどう思っても、どう考えても、答えがないんだもんね〜

わたしの独り言なんだよね。。。



せめて、ヒデちゃんの手の温もりを感じたい。。。

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