最高に重い罪。。罰。。
あの日、あの時、
ヒデちゃんの消えちゃう同時刻、私は知ってる。
ヒデちゃんからのお知らせがあった。
車の運転中、道路の脇に、白い仔猫が背中を見せて横たわっていた。
札幌の街中で…街中なのに…日曜日の朝なのに…
この時、私の頭の中に、「ヒデちゃんに何かあった!」って思った。
予感?
でもね、まさか、まさか、外泊中にこんなことになるとは、思ってなかった。
いつもは、病院から朝電話がくるのに、この日は外泊中なのに、かかって来なかった。
おかしいと思いつつ、寝坊?それとも、外泊先の人達と朝ご飯かな?
と、勝手に想像して、仕事に行った。
それからまもなく、白い仔猫ちゃんを見た。
もしかしたら、その時、猫ちゃんはまだ生きてたかもしれない。
ヒデちゃんの必死の叫びだったのかも…
私が仔猫ちゃんを助けてあげてたら、そうしたら、ヒデちゃんも生きてたかもしれない。
私が、見て見ぬフリをしたから、仔猫ちゃんもヒデちゃんも還らぬ人になった。。。
神様は、私を試したんだと思う。
私が神様を怒らせたんだ。
その罰が、大好きなヒデちゃんを私から奪うことだったんだ。
私にとっては最高に重い罰。
でも、ヒデちゃんにとったら、いい迷惑だよね。。。
「なんで、俺なんだよ!」って、怒ってるだろうね。
私のような悪人は、神様も必要ないのだろう。。。
私は、上っ面だけの偽善者なのだから。。
ヒデちゃんは、私の犠牲者なんだね…きっと。
いろんな、あり得ないことが、重なった…
全部、ヒデちゃんの身に起こってしまった。
そして、私は、今、生きてる。
偽善者のフリをした、極悪人なのに。
ごめんね。