どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

感謝。。感謝。。。

晴天。

晴れてるこんな日は、楽しかったことが思い出される。

思い出したら、彼のいない現実を思い知らされる。


って、、、晴れてても雨でも曇りでも、どちらにせよ、彼が出てくる。


彼とのデートだったり、電話中だったり、病院に通う時だったり、全て、彼と結びつく。


「こりゃ〜、重症だわ。」。(もう一人の私が言う)


だってさ、二人の楽しい時が短いんだもん。

春、夏、秋と3シーズンだけなんだよ。

その間に、ケンカしたり、それぞれの友達と出掛けたり、毎日一緒じゃなかった。

冬の初めに、事故だったし。

闘病中は、面会の時間が決められてるし、話が出来る状況じゃなかったし。

CCUに行ってからは、2時間は一緒だったよね。

頭が痛くない時は、幼少期の話だったり、幻想であったり、ご飯食べさせてあげたり、歯磨きしたりでね。

病室に移ってからは、頭の痛い日が多くて、薬で眠ってる事が多かったね。

それでも、体調のいいときは、ご飯食べさせてあげたり、歯磨きしたり、幻想?妄想は多かったね。

人工骨が入ってからかな?

いろんな記憶が少しずつ戻ってきて、幻想妄想が減り、毎日、いろんな確認してたよね。

「ここはどこ?」

「私は誰?」

「年齢は?」

「会社名は?」

これを、毎日。

家族の名前はちゃんと分かるのに、義理の母の名前は出なかった。

この術後からは、前の記憶が戻ってきた。


[ 人工骨の術後、部屋に戻ってきた彼は、まだ麻酔で朦朧状態。

看護師さんたちに、着替えやベッドメーキングをしてもらったところで、少しずつ覚醒中。

看護師さんに、名前を何度も呼ばれて、意識が戻って来て、うっすら目でキョロキョロ。

私を見つけて、手を伸ばしてきた時は、嬉しかった!!

マスクの中で、私の名前を呼んでた!!

「良かったね!もう、大丈夫だよ!」って手を握りしめていた。

本当に嬉しかった。これで、大丈夫!!!って、心底思ってた。

神様仏様ありがとうございます。って、心からのお礼だった。]


人工骨が入ってからの彼は、頭が痛いのはずーっと。

自分の物じゃない異物感だったり、安定しなかったり、髄液が溜まりやすかったりで、

かわいそうなくらい辛そうだった。

でも、薬が効いてる時間は、事故前後から人工骨の手術をするまでの話をしたけど、全く覚えてない。

お見舞いに誰々が来て、こんな話してたよ〜って言っても覚えてない。

医者ではないので、詳しいことはわからないけど、 痛くて辛かった時なので、思い出す必要もないとおもって、

こんな面白いこと言ってたよ〜とか、こんな動きしてたよ〜とか、

看護師さんに笑われてたよ〜とか、楽しい話しかしなかった。


事故後から手術前の話は、大まかなことしか伝えなかった。

痛かったってことには変わらないので。。。


術後からの彼の回復は凄かった!

頭が痛いのは痛いんだろうけど、笑うことも増え、体も脳も、見る見るうちに、元の彼に近づいていた。

私まで元気になっていった。。。


彼の生命力には、感服!!!


そして、彼の手術をしてくれたドクターたちにも感謝しかない。

彼を助けるために、事故当日待ってくれたのでは?って思わせるドクターがいたそう。。。

本当に助かった時には、神様仏様に感謝だったのに。。

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