マスターとレイちゃん
ヒデちゃんが10年前から通う飲み屋さん。
ヒデちゃんとマスターは同い年で、仲良しさん。
マスターは背が高く、モデルさんのようにカッコいい!
バツイチ、7歳の女の子を育てながらの夜の仕事。
(このマスターのお通しは絶品!全て手作り。見習わなきゃ…)
ヒデちゃんがまだ若く、イケイケの時、仕事仲間を連れて来たり、一人でふらっと現れたり、
マスターとは気があったみたいで、一緒に野球チームを組んでたり、マスターの引っ越しの手伝いをするとか、
マスターの子供が生まれた時に、自分の子のように抱いていたりと、
マスターの仕事が終わって、「ただいま〜」って家に帰ったら、子供を抱いたヒデちゃんが「おかえり〜」って。
ホント、仲良しだったんだね。信頼してたのね。
ヒデちゃんの積極的なアプローチに、逃げてた頃。
この飲み屋さんから電話してきて、「飲みにおいで。」って、、
行くわけがない!時間が23時とか0時とかそんな時間。
寝ようかどうしようかの時間帯なのに、外にでるなんて、あり得ない!
「無理、行けない!行かない!寝る!」を繰り返し、終話。
また、何日かしたら、同じような時間帯に電話、無視。
なかなか、電話が切れない…観念して出たら、「一緒に飲もう!」って。
「無理、行けない!行かない!寝る!」って言ってたら、お店の女の子(レイちゃん)に変わってた…
行ったこともないお店のレイちゃんと話をさせて、来させよう?呼び出そうとは、何ともムカつくわ!
「今度、早い時間に行くね!もう、寝るとこなの!ゴメンね。。」って、レイちゃんの方が恐縮してた。
レイちゃんはとばっちり…かわいそうに…
翌日、人を巻き込むなって、ヒデちゃんを叱ったけど、反省はしてなかったなぁ。。
後日、また、やりよった!
同じような?少し早い時間に電話してきて、同じやりとり!
たまたま友達とご飯を食べて、帰って来たばかりだったので、そのままそのお店に行ったら、ヒデちゃん満面の笑み。
叱る気にもなれず、まぁ今回は許そうって。
お店のれいちゃんに先日のお詫びをし、取引先で、たまたま家がご近所のお姉さんって挨拶した。(と、思う?)
この時に、ヒデちゃんの昔話を聞いた。
元カノの話とか、面白おかしく茶化して、Hな話もしてた。
私は聞かれても、本当のことは言わず、濁したり、話題を変える。
だって、この飲み屋さんは、私にとっては、アウェイなとこだから。
お酒の席では、面白おかしく、ストレス発散出来る場所だったり、夢の世界だと思ってる。
翌日頑張るための、重石を置いてくるところ。
で、ここは彼の発散場所だから。
ヒデちゃん、この後、飲みに行って、マスターに私のこと相談?話してたらしい。
結局、ヒデちゃんの罠にスッポリハマっちゃたけどね。
これは、罠だ!何度も言ったよね?
一人ぼっちにされた………罠にハマった後は、これなの?
私たちの始まりから、全て知ってるマスターとレイちゃん。
私にとっては、今となっては大切な場所。
ヒデちゃんと私を結んでくれた…大切な人たち。
ヒデちゃんが大切にしてた人達だから、私が受け継いで飲みに行くよ。
でも、誰と???