どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

ごめんね〜ヒデちゃん。

ここ最近、月末ってこともアリ、何かと慌ただしい。


運転中に、フッと思い出した。

ヒデちゃんが個室から大部屋に移った時、私の家電にメッセージくれたこと。


この頃、毎日頭が痛いって痛み止めを飲みつつ、気管切開してチューブしてて、

声もまだまだ出てない状況。排尿のドレーンもしてて、

頭も頭蓋骨が半分ない状態だから、安静にしてなくてはいけない時。

安静の状況なので、移動は看護師さんを呼んで、車椅子。


一人行動はダメだから、看護師さんが公衆電話まで連れってくれて、

ヒデちゃん、私の家に電話してくれて、個室から大部屋にうつった、部屋番号を

残してくれた。


何度聞いても、声なき声…

間違い電話? イタズラ電話? 声が聞き取れない…聞こえない…

何度か聞いてると、周りの音やヒデちゃんのかすれた声が聞き取れるようになった。

部屋番までは、微妙…


でも、嬉しかった!

ヒデちゃんがあの体で、あの状況で、私に電話をくれたことが嬉しかった!

個室から4人部屋に移って、部屋が変わった事を私に伝えないと、私が迷うと思って、

看護師さんに、どうしても連絡しないといけないって言って、電話をくれたみたい。


まだまだ、記憶が途切れ途切れだし、私のこともどこまで覚えてるのかな?って思ってた。

そんな時、ヒデちゃんの記憶の中で、私に連絡しなきゃ!って、

連絡くれたことがすごく嬉しかった!


その日、新しい部屋に面会に行くと、急遽、部屋の移動が決まった経緯を教えてくれた。

緊急性がなく、安定したので大部屋への移動になったみたい。

個室の時は、手足をマッサージしたり、いろんな話をしたり、

この頃、幻覚もあったり、見えないものが見えたり、前夜に見えたこととか。。。

病院だし、脳外科だし、深夜は特にいろんなことが見えてたと思う。

そんな話を聞くと、私も寒くなるけど、ヒデちゃんは報告してくれた。


個室はカメラで監視されてたけど、大部屋はカメラもなく、カーテンで仕切る。

手をマッサージしながら、ぼそぼそ話したり、夕飯を食べて、歯を磨いて、寝る準備。

までが、毎日の流れ。。。

ヒデちゃんの好きな夕飯のおかずを1品持ってくと、喜んでくれる。

病院食はマズイって…


病院食が美味しかったら、みんな退院しないよね〜って💦


個室にいる時は、記憶のことが心配だったけど、大部屋に移ってからは、

毎日少しずつ、記憶の障害がでなく安定してたと思う。


ヒデちゃんは、個室の時、自分の住所が解らなかった…

大部屋に移ることによって、人の会話を聞いたり、廊下で話す声を聞いたりで、

ヒデちゃんの記憶も戻ってきた。


毎日、ささやかではあるけど、ヒデちゃんの記憶が戻って来てるのが嬉しくて、

病院に行くのが楽しかった!


のちのち、この頃の話をすると、全く覚えてない。。。


大部屋に移って、2週間後には、人口の頭蓋骨のオペが待ってる。。


この先は、また次回に残そう!



とにかく、ヒデちゃんが電話くれた時のことが思い出されて、

運転中に泣けちゃって泣けちゃって…

「きんちゃん、大好き」って、本当なんだね。。。

私ったら、いつもごまかしたり、邪険にしたり、聞こえないふりしたり、

ごめんね。。。本当にごめんね。。。素直じゃないね、あたし。

好きじゃなかったら、そんな体で電話しないよね。。。

病気の人を疑ってた。。

今頃、反省だよ。。。

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