どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

階段が怖い


胸が苦しい、、空気がいっぱい吸えない。

彼の死から、ずーっとモヤモヤ。。息苦しい日日。。

納得のいかないことばかり。

そもそも、人の死に、納得の死ってあるのだろうか?

やるせない想いが、続いている。。。

彼のいないこの世にいるのが、ツライ。

だからと言って、彼の元に逝ける訳でもなく、この世で寿命まで生きねば…

ただ、この先、生きてく気力がない。

すべて、どうでもいい状態になってる。



前回、彼からの連絡が途絶え、振られた?って思ってた前日。


私は、友人と素敵なカフェがあると聞いて行ってみると、昔の一軒家を改装して、田舎風カフェに。

入店すると、「2階へどうぞ」と、声を掛けられ行ってみると、ミシミシいうような細く急な階段。

友達と私は怖い階段だね〜と言いながら、2階へ。

お茶して帰る時は、登りより怖かった。

このお店に来ることは、もうないだろうと思いながら帰途へ。


翌日の午後、彼の会社の社長から電話があった。(ヒデ=彼。)

(彼の会社は、私の取引先でもあるので、懇意にしている間柄。ヒデちゃんと私のお付合いは、極秘にしていた。)

「ヒデが大変な事になった!昨夜飲んでて、階段から落ちた!頭蓋骨陥没骨折。」

一瞬にして血の気が引いた。

「命は取り止めたが、危険な状況、〇〇病院のICUにいる。」

昨日も今朝も連絡がこない理由がわかった。

私は居ても立っても居られなかったけど、会いに行けば、ヒデちゃんの会社の人が周りにいると思い、、、迷った。

ICUの面会時間を調べて、夜の面会に行くと、

マスクに消毒に、ドアからドアへと、すると、機械音があちこちから、、、すごく怖かった。

看護師さんにヒデちゃんのところまで、連れて行ってもらったが、ヒデちゃんと認識するまでに時間がかかった。

ヒデちゃんの頭は腫れあがり、倍以上。。。

髪の毛は半分剃られてるし、頭には大きな傷、顔は傷だらけ、目は飛び出てるし、顔は別人。。

いろんな機械やチューブがたくさん付けられてるし、、、

本当に驚いた!

けど、そんなことを思ってる時に、足首が横に動いたの。

嬉しかった!!

生きてることを実感出来たことが嬉しかった!


何となく、根拠のない自信ではあるけど、「大丈夫、助かる!生きる!」って思ったの。


たった30分の面会しか許されなかったけど、看護師さんとも話すことが出来た。

私は看護師さんに、「大丈夫ですよ、助かったんです!」って言ってほしかったけど、………

彼の性格や持病を聞かれ、まだ危険な状況を脱してないとのこと。


病院を出て、家に帰ると、すぐネット検索して病名を調べた。

頭蓋骨陥没骨折 後遺症が出る内容がいっぱいだった。

ここで、初めて泣いた。

命は助かっても、あちこちに後遺症が出る…これはツラかったよ。。

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