私がヒデちゃんを守らなきゃ!
1日、雨の札幌。
ドシャ降りになったり、雷も鳴ってた。
でも、私は車庫内で仕事。
寒かったなぁ。。。
ヒデちゃんは寒くないのかな?
北大にいるころ、よく寒い寒いって言ってたよね。
北大は古い病院だから、仕方ないんだよね。。
病院着だけだと寒いから、私のフリースやカーディガンを着てくれてたね。
あの頃さ、ヒデちゃんの記憶があやふやな時期だったけど、
病棟が変わるとき、私に電話くれたんだったね。
家の電話に…留守電にメッセージ残してくれたよね。
管を付けて、看護師さんに車イスを押してもらい、公衆電話まで。
声も出ないのにさ、小さく息を吐くように、ゆっくりとメッセージ残してくれてさ。
その姿を想像しただけで、嬉しかったんだよ。
だって、生きてるから出来ることなんだもん。。
そのメッセージ聞いて、すぐ病院に逢いに行ってさ、
ヒデちゃん、待っててくれたんだよね。
私を。。。
彼氏彼女の関係ではなく、私が、私がこの人を守らなきゃ!
ヒデちゃんを守らなきゃって。。。。
思った瞬間だったよ。
守れなかったけど。。。