どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

一緒に帰ろう。。。

今日、ヒデちゃんに逢いに行ったよ!


今日は気温が高そうだったから、思い切って、峠越えして洞爺湖に行ったの。

ヒデちゃんの分身くんに逢いに、ヒデちゃんの魂くんとドライブ!


「ヒデちゃんの分身くんに逢うのは、今年最後だね〜」と、魂のヒデちゃんと会話しつつ、

なんだか、落ち着く?穏やかな気持ち? なんだか、不思議な感覚?感情。

ここ最近、ずーっと気持ちがざわざわしてたのは、分身くんに逢ってなかったからかな?


2時間ちょっとで、お寺に到着。

納骨堂に行き、扉を開け、ヒデちゃんんご挨拶。


相変わらず、ヒデちゃんの位牌もなく、命日が1日間違ってる過去帳が正面に鎮座。


呆れてしまう…これがヒデちゃんの身内なんだね。

警察からの死亡検案書には、6月26日。

過去帳は6月25日…この日は、ちゃんと生存してた!

日付が変わる頃、ヒデちゃんと電話で話してたのは私。間違うわけがない。


でも、ヒデちゃんはお父さん大好きだったし、なんだかんだと言っても親は親。

私が、ちゃんとヒデちゃんのことわかってるから大丈夫だよ。

身内が出来ないことは、私が補うよ。

安心してね。。。


仏前に、ヒデちゃんの好きな飲み物とチョコをお供え。

来年の雪解けまで来られないよって、手を合わせ、ごめんね。ありがとう。大好き。


魂のヒデちゃんに、「ここにいる?来年まで来られないけど…。それとも一緒に帰る?」って、問いかけ。

もちろん、答えは返って来ない。

「一緒に帰ろう!一緒にいてよ。」って、連れてきた??かな??


一緒にいる?そばにいるって思えるだけで、落ち着くんだよね。

いつもなら、「なんでよー、なんでいないのよー、何でよー」って、恨み節。。。

でも、今日は穏やか? 落ち着いていられたよ。



いつまで、穏やかな気持ちでいられるかな?

感情のコントロールが出来なくなるのはなぁ〜。。。

まだまだ、先だろうなぁ〜。。。

溢れる想い

突然、想いが溢れてる涙が出そうになる。

苦しくなって、涙を飲み込む。


最近、自分の意思とは関係なく、感情のコントロールが難しい時がある。


飲み込んでばかりで、どこで吐き出したらいいのだろう?

私の全身が、ヒデちゃんへの想いでいっぱいで溢れ出してるのかな?


もう、この想いを吐き出せる人…場所…わかってくれる人がいない。


違う。

聞いてくれる人がいても、返って来る言葉が怖い。

「元気出して、前を向いて、そろそろ次…」ってこんな言葉はいらない。

私のことを思っての言葉だろうけど、慰さめはいらない。

一緒にヒデちゃんの話をしたいだけ。

他の誰かの話なんて興味も無い。


だから、外で、ヒデちゃんのことを自分では言わなくなった。

もう、ヒデちゃんは私だけのもの!

私だけが、想ってればいいだけのこと。


短期間だけど、密度の濃い時間だったなぁ〜

近場だけど、いろんなとこ行ったから、あの時…この時…って、思い出が多すぎる。

ヒデちゃん、すぐ「俺も行く!」って、私の行くとこに一緒に行ったよね。

「どんだけ寂しん坊なの?」って笑って言ってたよね。


ヒデちゃん、大丈夫?

寂しいでしょ?痛くない?辛くない?泣いてない?

私が逝くまで、待っててね!

一緒に幸せになろう!

私が幸せにする!

私が守るよ。


ヒデちゃんに逢えることだけを、心から願ってる。

もう少し、待っててね。

ICU

去年の今日、朝8時、ヒデちゃんに逢いに行ってたなぁ〜。


ICUの面会は、朝8時、午後3時、夜7時 の1日3回。

3時はヒデちゃんの友達や関係者が来ると思って、私は朝8時と夜7時の面会に。

案の定、朝の面会は、私だけ。

約3週間のICU期間は、誰とも会うことはなかったよ。


ICU2日目?3日目? 夜7時の面会の時、

相変わらず、腫れ上がった頭に、腫れ上がった顔に、目は出てる状態。

髪の毛も、半分剃り落とされて、縫い目がはっきり見える。

足を右に左にと、パタパタと動かしていた。

ヒデちゃん、「ムズムズ症候群」だから、血流が悪いと足が怠くなる。

ヒデちゃんの足や体をさすりながら、マッサージしながら、

「早く起きて!起きてよー!帰ろうよ!」と心の中で訴えてた。


そんな時、見知らぬ男性が1人で入ってきた。

会社関係?前の会社の人?親戚?誰だろう…???

ベッドで寝てるヒデちゃん挟んで、看護師さんから聞いた病状をボソボソ話した。

私は、話が途切れたので、「じゃ〜そろそろ帰ります。お大事に。」って出てきた。

すると、彼も出てきて、「彼女さんですよね?」って。。

そこで初めて、彼が、ヒデちゃんの親友君だと知った。


親友君は、事故の報せを聞いて、富良野から飛んで来たらしい。

面会に間に合って良かったと。

ヒデちゃんの事故を聞いて驚いたって…

でも、今のヒデちゃん見て、もっと驚いたって…

私だって、驚いたし、この状況で、看護師さんに「命は助かりました」って言われても、

目が開かない状況で、この頭で、どう信じていいのかわからなかった。


親友君と、ヒデちゃんの近況病状を、お互いに知らせましょう。って電話番号の交換をした。


ヒデちゃんの病状や治療計画や今後の対応についても、

家族ではない私には、病院側も説明してくれない。

あの社長が、全て聞いてるらしい。。。


この時はまだ、あの社長がヒデちゃんを苦しめるとは思ってなかった。


ヒデちゃんが消える引き金を弾くとは、思ってもみなかった。