どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

妄想と想像

夢で逢えないのは、なぜだろう。。。


みんな夢を見るんでしょう?

私は、見てるの?見てないの?

覚えてないだけ?


あの、胎児のような格好の…風船にヒデちゃんが入ってる1回だけだよ。。


ヒデちゃんに逢えないなら、せめて、夢で逢いたいよ!


お酒飲んで爆睡してるからかな?

でも、お酒飲まないと寝れないんだよ。


何をどうしたら、どうやったら逢えるんだろう?



私と出逢う前のヒデちゃんが、私じゃない誰かに、満面の笑顔で応えてる写真を遺影にしてる。

だって、その写真しかないから。。。

その写真はスマホにも入ってて、「おはよー」や「おやすみ」のチューをしてる。

何をしても、何を言っても、ヒデちゃんの満面の笑顔は変わらず…


だんだん見てると、腹が立つ!

誰に向かって笑ってるの?

なんで、そこに私がいないの?

私って、必要ないの?


ヒデちゃんが何も答えてくれないから、ドンドン苛々。。

と、まぁ〜妄想と想像で、頭がおかしくなる寸前。。。

ヒデちゃんのこと考え出したら、止まらなくなるマイナス思考。


助けてよ!

答えをちょうだい!


って。言っても、私の独り言なんだよね。

ヒデちゃんだって、逝きたくて行ったんじゃないもんね。

ヒデちゃん自身が、理解できないよね。


「キンちゃん、俺どうなってるの?ここ、どこなんだろう?寂しいよ。早く来て!」って、言ってる気がする。


ヒデちゃん、言ってるでしょ?

でもね、まだ逝けないんだ…あたし。

私の事、忘れないで、もうちょっと待っててね。

この世界で、まだやる事があるの。

私自身の事だけ考えたら、今すぐ逝けるんだけどさ。


もうちょっと、待っててね。

後輩くん。

30日は、ヒデちゃんの事故の日。

夜10時頃。。。


事故の時、一緒にいたヒデちゃんの後輩くんに聞いたことを思い出す。

いや…思い出そうとすることを止める。

心にフタをする。

あまりにも壮絶すぎて、考えると怖くなる。


後輩君は、今、どうしているんだろう。

しばらくは、テレビ見てても、寝る前とか、ふっとした時に、フラッシュバックしてるって言ってた。

かなり衝撃的だったんだよね。

今は、大丈夫なんだろうか???


ヒデちゃんの外泊何日か前に、私と一緒にいるときに、後輩くんに電話したよね。

「俺〜、誰か分かるか?」って。

きっと、後輩くんは、私のスマホからだから、誰だか分かんなかったみたいだよね。

「俺〜、ヒデだー!」って。

後輩くんの驚く声が、隣の私にも聞こえた。

そりゃそうだよね。

その前にあった時は、気管切開を外した頃だから、まだ声に張りがなかった時。

電話の声は、以前の声に近くなってたはず。

なんだかんだと、楽しそうにお互いの現状報告をしあって、退院も決まった事を告げ、

「お前に会いたいのに、お前は会いに来てくれないもんなぁ〜」って、ヒデちゃん。

「車ないから行けないっすよ!」って、後輩くん。

「退院したら、飯行こうな!」って、ヒデちゃん。


で、外泊した日、後輩くんに何度か電話やメールしたみたいだけど、連絡が取れなかったと。

私、「ヒデちゃん、人気無いね〜!」って言っちゃった。


ヒデちゃん、外泊して自由なって嬉しかったんだろうね〜。

後輩くんとご飯食べたかったの?飲みに行きたかったの?

後輩くんに会いたかったんだろうね。。。

会わせてあげたかったよ。。。



後輩くん、「適応障害」

ヒデちゃんの転院する日、後輩くんとお手伝いに行ったでしょ〜

その時に、後輩くん、検査したんだって言ってたよ。

後輩くんと前に飲んだ時に、過去の出来事みたいなこと聞いてたんだよね。

ちょっと、過去に何度かおかしいことがあったと。

で、検査したら、「適応障害」って判明。


でも、後輩くんは、病名がついて良かったって。

ずーっと、不安だったみたい。

「でも、私は、病名が付こうが付くまいが、後輩君は後輩くん!

例え、病気であっても、病気込みでの後輩くん!私は変わらないよ」って伝えたんだ。


ヒデちゃんも、私と同じこと言ったでしょ?

良い子なんだけど、私と後輩くんの接点がないんだよ。。。

ヒデちゃんやあの社長がいないと、私は関係ないんだよね。。。


ヒデちゃんがいたら、後輩くんが困ってる時、2人で手助けしてあげられるのになぁ。。

ヒデちゃんがいないと、何もしてあげられないわぁ。。。


ヒデちゃん、あなたを必要としてる人が私以外にもいるんだよ。

愛おしくて、切ない

ヒデちゃんの親友君から電話があったよ。


昨日の月命日、ヒデちゃんの眠る洞爺湖に行ったの?って。。

仕事が重なったりで行けなかった事を伝えたよ。

親友君は、先月の命日の時、来月は行かない方がいいって言ってくれてたの。

雪道の峠越えは危ないからと心配してくれてさ。

有難いことだよね。

ヒデちゃんが大好きだった親友君、いい人だね。

私も良い人だと思うよ。


でも、親友君を私に会わせたくなかったの?

やきもち?

ヒデちゃん、変なとこで自信無くしたり、グレちゃったりしてたね。

「私には、ヒデちゃんだけだよ」って言ったら、

ヒデちゃん、「うん。」って。

「まるで、子供の会話だよ!」って笑ったね。


私は自分に自信もないし、年齢のこともあったから、何かあったら引くって決めてた分、

ヒデちゃんには、私が余裕があるように見えてたのかもね。

真逆なんだけどね。



今日ね、ふっと思ったの。

ヒデちゃんと私、前世は親子だったのかも ?

だってね、私、ヒデちゃんのこと、ずーっと、愛おしい!

愛おしくて、愛おしくて、仕方ない!

好きを超越してる感じだよ。


狂おしいくらい愛おしいって、このことだと思う。

想えば、思うほど、切なくなる。




ヒデちゃんだけを思って生きてるよ。