どこに行ったら逢えるのかな?

死別 彼との思い出日記
ジェットコースターのような時間を共有し、最期は。。。

貴方を想ってくれる人がいっぱい!

今日の札幌、超寒い!

最高気温、15℃…

私の心と同じく、寒い…1日。



祥月命日。

一周忌。


彼の分身君のいる洞爺湖に行ってきた。

彼の親友君と共に。


道中、ヒデちゃんの話をしながら、お寺につくと、

ん?


ん?

見たことがあるようなないような…あの髪型は?

ヒデちゃんの義母?

でも、確信が持てず、お寺には入ってくと、玄関付近で…


ん?

若いキレイな子…ヒデちゃんの妹???


外であった人、玄関であった人、、間違いなくヒデちゃんの家族だ!

で、親友君に伝えると、「似てると思った!」って。


でも、声をかけず、お寺に入ると、納骨堂の仏壇が開いてて、仏花、果物、お菓子がお供えされてた。

お線香は焚かれてて、煙が出てた。



間違いなく、ヒデちゃんの義母と妹。


嬉しかった!

ちゃんと家族は、ヒデちゃんを思っててくれたんだと思って、涙が出そうだった。

やっと、ヒデちゃん、家族の元に帰れたんだね。


少し、安心。

いや、だいぶ、安心。

良かった。



うちに帰ってきてから、ヒデちゃんの写真に報告。

良かったね〜って言ってたら、涙が止まらなくなった。


お父さんも義母も、きっと、ヒデちゃんの今までを許してくれたんだね。


親より先にそっちに行くのは、順番が違うけど、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、義母、…

そっちに行くときは、ヒデちゃんが案内してあげてね。



今日は、他にも嬉しかったんだ。

一周忌を覚えててくれてる、ヒデちゃんを想ってくれてる人が、他にも3人いてさ。

電話をくれたり、メールをくれたりさ。


ヒデちゃん、よかったね。

1人じゃないよ。

あなたを想ってくれてる人がいっぱいいてさ。

憎い。 死神が憎い!

雨降り…1日中グズグズなお天気の札幌。


寒い。。。


1年前の今日、ヒデちゃんはいた。

朝、おはようの電話をくれ、

9時頃、私が実家へ行く前、気をつけてねって電話をくれた。

夜は9時前に、外泊中だけスマホを借りたって電話をくれた。

外泊してからの1日を報告してくれた。

元々の会社の人と、居酒屋さんで飲んで、帰ってきたとこって。。


元々の会社が、ヒデちゃんの為に、ワンルームの部屋を用意してくれた。

ヒデちゃんは、「何にもなくて、寂しい部屋だ」って。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、レンジ、布団…生活必需品は揃ってるって。

「自分の私物がないから、寂しいのは当たり前だよ。ホテルだと思ってさ。3日間だけだよ。」って私。


寂しい、寂しいって。

親友君や後輩君やお友達に電話しても、誰も出ないから、もっと寂しいって。。

きっと、知らない番号だからだよ。って私。


この部屋は寂しい。だから来て。って。。。

病院にいると、人の動き?気配があったけど、そこは1人だからだと思ってた。

でもさ、この時、きっとこの部屋には悪魔が潜んでたんだね。

ヒデちゃん、一生懸命、救いを求めてたんだよね…

なのに、私、「早く寝ちゃいなさい。寝るんだよ〜。また明日ね。」って。。。


この電話のあと、ヒデちゃん、いつも行くスナックに向かった。


今、よーく考えると、静かすぎて眠れないのもよくわかる。

ただでさえ不安なのに、知らない場所で、1人でいることは、余計不安になるよね。


雨上がりの道を、1人でスナックに向かって歩いてく途中、転んだのかも…

お店に着いてから、ママさんに、「外泊中なんだから、帰りなさい。」って言われたらしい。

で、薄い水割りを飲んだか飲んでないのか…その矢先、トイレで倒れてたらしい。


なぜか、お店から元々の会社の人に連絡が行き、ヒデちゃんを迎えに行ったらしい。

周りの人は、病み上がりだから飲み過ぎたんだと…

で、寂しい部屋にヒデちゃんを送ってきてくれたと。

0時前に、ヒデちゃんからの電話、飲んできたって報告。

1年前の今日、この時間、ヒデちゃんと電話で話してたんだよ。

またまた、寂しい部屋って、何度もなんども言ってた。


きっと、この部屋に、死神が居座ってたんだね。

憎い…死神が憎い。。

最期に逢った日

1年前の今日、ヒデちゃんと会った最期の日。


思い出す。

私 「明日は実家に行くから、病院に来れないよ。」

ヒデ 「えー、イヤだー、明日も来て〜」

私 「明日から外泊するんだから、どっちにしても無理じゃん。」

ヒデ 「次はいつ?」

私 「火曜日だよ。火曜日には、16時には来るよ。」


こんな会話をした。

ヒデちゃん、2泊3日(25日26日27日)での外泊許可をもらってた。

27日の月曜日18時までに病院に戻る約束。


こんな会話してたなぁ〜。。。

退院したら、こんなことして…あんなことして…リハビリ頑張ろうね!

とりあえずは、日常生活出来るかどうか…。

いろんな意味でに不安がいっぱいだった。

でも、事故当初の事を考えたら、驚くほどの快復!


私、迂闊だった…

外泊の注意事項、病院任せにしてた…

「なんで、病院は、何もしてくれないの?ケースワーカーさんは?看護師さんは?」

でも、よく考えたら、リハビリの先生、看護師さん、看護助手さん、医者、、、

みんなが人任せ。

だって、見た目には、ヒデちゃん、普通になってたから。。。


「人工骨が入ってるから、日常生活でも頭は、特に気をつけなきゃいけない」

「見た目は帽子だけど、帽子の中には内装が入ってる安全帽ってのがあるから、今後仕事をする時は、それをかぶるといいですよ。」

って、北大のドクターや看護師さん、看護助手さんに言われてた。


転院先の病院への注意事項にも、記載はしておきますって言われた。

でも、転院先から身元引受け人には、その連絡なし。

身元引き受け人も、3人変わったけど、みんな伝達されてない。


誰かのせいじゃなく…私が、ちゃんと伝えれば良かった。

ヒデちゃんのことだけに関して言えば、いろんな人が少しずつ関わっていて、みんなが、中途半端。


私は、ヒデちゃんから、「今日、看護師さんにこう言われた」とか、「こんなこと言われたけど、どうする?」って。。。

1番身近で聞いてた…でも、病院からの説明は、私ではない。


でも、北大では、身元引き受け人に経過報告をしたのと同じ事を私にも言ってくれてた。

多分、毎日通う私を、身内と思ってくれてなのか、担当の看護師さんの善意なのか…

私にはすごく有り難かった。


誰かのせいではない!

分かってるけど、分かっちゃいるけど、これが宿命だってことも分かってるけど、、

やっぱり、

やるせない…