ほんの10分、ウトウト…

初めてヒデちゃんの夢を見た。

空？上から、

カプセル？風船に入った、

胎児のような格好をしたヒデちゃんが、いっぱい降ってくる夢。

ぜーんぶ、ヒデちゃんだった。。。

えっ？

何？

って、目が覚めちゃった。。。

何を言わんとしてるの？

ヒデちゃん、生まれ変わったの？

もう、この世に誕生したの？

どこかでまた会えるの？

ねー、どこにいるの？？？

何に生まれ変わったの？

近くにいるのかな？

もう、すごい妄想で頭が痛いよ。

頭痛いなぁ〜、鈍痛。

私、死ねるのかな？

そんな簡単に、逝けないかぁ〜

って、独り言のように思ってたわぁ。。。

ちょっとでも、痛いとか、苦しいとか、おかしいなぁ〜って思うと、

すぐ、逝ける？って思っちゃうんだよね。

本当は、簡単に逝けないって知ってるんだけどね…

これも、奴らと同じく「逃げ癖」なのかな？

イヤ違う！ この世から、逃げたい訳じゃない。

ヒデちゃんに逢いたいだけ。

あの世もこの世も、場所は関係ないんだよね。

ヒデちゃんに逢ったら、いっぱい謝りたい。

いっぱいありがとうも言いたい。

神様がいるなら、神様に聞きたい。

ヒデちゃんの最期に、その場所に、なぜ、私がいなかったのか？

なぜ、私に看取らせてくれなかったのか？

ヒデちゃんをたった一人で逝かせてしまったのか？

寂しん坊のヒデちゃん、最期は、一人って、悲しすぎる。

だから、今も一人彷徨ってるんじゃないのかな？

桜ちゃんに会ってるのかな？

誰か、友達出来てるならいいんだけど…

ただ、ヒデちゃんを一人にさせたくないんだよね。

超寂しん坊だから。。。

ヒデちゃん、あの世で大丈夫かなぁ〜。。

昨夜、あの社長のことを思い出したら、ムカムカ！

お酒の量が増えちゃったよ。

ヒデちゃんがいたら、私をなだめてただろうね。

私は、怒り出すと止められないけど、

ヒデちゃんは、相手の心情や状況を理解しようとするもんね。

荷物が見つからなかった時、

「これからまた揃えよう！もっと良いものがあるかもよ。」って、私。

ヒデちゃんも、「うん」って言ってたけど、心ここに在らずって感じの返事だった。

そりゃそうだよね…私なら、気が狂ったように騒ぐと思う！

でも、この時は、あの社長探し出せるって思ってたんだよね…私。

絶対に見つける！見つけ出してやる！って思ってた。

でも、ヒデちゃん消えちゃって、社長の耳にも入ってるはずなのに、姿現さないし

探したいけど…見つけた時、私が犯罪者になりそうだから、探してない。

許せない！マジ、許せない！

あんな奴を、あんな奴なのに、ヒデちゃんは恨みごと言ってない。

いつも怒ってるのは、私。

ヒデちゃん、「裏切られた」って言いながら、あんな奴の事を、心配してたよね。

あんな奴の事を、「オヤジ」って言ってた。

ヒデちゃんが「オヤジ」って言う人は、弱い人なんだよ。

本当のお父さんも弱い人。

嫌なことから逃げる…逃げ癖…二人とも。

ヒデちゃん、「自分も今まで、嫌なことから逃げてきたから、もう逃げない。

だから、あんな奴だけど、最後までついてく」って。。。

「ヒデちゃんの気持ちも分かるけど、人を見る目がなさすぎるよ。」って、

これが、いつものあたしたちのケンカのパターンだったね。

違うね…私だけ怒ってるんだった。。。

ホント、ヒデちゃんって優しすぎるんだよ。

誰に対してもね。

だから、私、調子に乗っちゃうんだよね。

もう、優しくしてくれないの？

もう、怒ったりしないよ。ヒデちゃんに従うよ。

近くにいてよ。。