あの人…あの人さえ…
あの人って、ヒデちゃんの会社の社長。
今日は社長のことを残しておこう!
ヒデちゃんと出会う前のこと。
私の仕事は、アパート・マンションの管理。
全室1Kのあるアパートの一室に、ヒデちゃんとこの社長が出入りしてた。
そのアパートの10室だけ、NPOの借り上げで、他は通常世帯。
そのNPOとは、生活保護や年金の人たちに住まいを提供し、病院や買い物など生活のお世話をしている。
管理側としては、NPOの借り上げ物件なので、入居者の素性を知らない。
掃除、草刈り、電球交換、修理などなど、何かあればアパートに行くので、半数くらいの人しかわかっていない。
この時も、入居者のご年配の方に、お茶をご馳走してもらい、外で談笑していた時に、
隣の部屋から、変なオッちゃんが工具を持って出てきた。
隣の入居者の人も、ご年配の方で、足が悪い人。
不審者?…工具???って、思って声をかけた。
「どちら様?何の御用だったんでしょうか?」って、、、
すると、「本部から、この部屋のトイレの水漏れ見るように言われて。」って。
これが社長。
社長の仕事は、NPOの同列会社で、入居者の人の生活環境を整える仕事。
企業からの贈答であったり、寄付であったり、生活必需品の家電や布団などを管理し、
入居者に品物を納品したり、逆に、いろんな事情があって退去する場合の引き下げや引っ越しなど。
要は、便利屋さんのようなもの。
後に、上記の内容の仕事をしてることが判明。
この時を境に、よく話をするようになり、他のスタッフさんとも話しをするようになった。
こちらから、仕事を発注したり、仕事を回したり、手伝ってあげることもしばしば。。。
スタッフさん連れて、毎日のようにご飯行って、飲みに行ってるのを聞いて、
人の良い社長さんで、気前がイイ!
よく私も誘われて行ったりしていた。
私は、取引先なので、ご馳走になってばかりもいられないので、
たまには飲み代を払い、たまには差し入れをして、貸借りなし!
スタッフさんとも仲良くなり、いつも楽しかった。
でも、私はスタッフではないので、仕事で行けない時や行かない時もあると、電話がすごい!
社長は、仲間意識がすごい人で、「行けない!」って言うと、「遅くなっても来い」っていう人。
周りが止めて、やっと諦めるみたいなとこがある。
社長の口癖は、「お前はいいなぁ〜、俺も仲間が欲しい。。。」
私は今まで、いっぱい失敗もあって、今の仕事のブレーンを作ってきた。
今のこのブレーンのお陰で、この管理という仕事が出来る。
知り合いは多いと思うけど、友達は多くはない。
ただ、信用できる友人・相談できる友人がいる。
仲間だったり、友人であったり、作ろうと思って作れるものではない。
気がつくと、心地のいい相手になってる。
社長にも、「仲間は作ろうと思っても出来ないよ〜信頼関係だよ。」「人を信用しなよ!」って言ってきた。
まずは、スタッフを信用して任せてみたら?って、何度も言ったんだけど…
社長の言う仲間とは、親分が子分連れて歩くような…そんな関係。。。
社長には、友達がいっぱいいるらしいが、仕事関係の人ばかり…
前職に友人なし、学生からの友人なし、飲みに行く友人なし、趣味に友人なし。
男性なら、こんな人は珍しくない。
そんな社長だから、スタッフを信じて任せると、スタッフが仲間になってるかも?